2013年01月12日
涙の万国旗
いつ見ても涙がでます。この写真に写っている無数の国旗、実は、お子様ランチのご飯に刺さっている国旗です。これは、私の大切な宝物。
家の奥さんが妊娠6か月の時の話。原因不明で破水してしまい、そのまま出産しても死産になるので、病院のベッドに体をくくりつけ、だましだまし、一か月間、陣痛に耐えて出産を引き延ばした。そして、妊娠7か月で胎盤が限界にきて出産。
赤ちゃんの出生時の体重1188g。体中のあらゆる器官が未成熟で、死ぬかもしれない。生きてても目が見えない、手足が動かない、等の重大な障害が残る可能性を秘めていた。
そして、集中治療室で医師の懸命な治療が始まった。うちの子は、透明なアクリルケースの中で体中にいろんな管が繋がれている。実の両親がわが子に指一本、触れられない。ケース越しに見るだけだ。
そして、待つこと約半年。やっとケースから出て退院。生育は、同年の子に比べやや遅く、体は小さめだが、何の障害も残らなかった。
そして、やっと自分の手で子育てした。溺愛した。
そして、わが子は成長した。最初は母乳で、母乳が離乳食になり、離乳食が普通食になった。
そして、ある日、子供が初めて「お子様ランチ」を食べた。死にかけたわが子が、ついにお子様ランチとは言え、一人前の食事を食べた。死ぬほどうれしかった。記念にご飯に刺さっていた国旗を持ち帰った。それから、外食するたびに国旗を持ち帰るようにした。
その子も大きくなり、つい最近、お子様ランチをやめて、大人の定食を食べるようになった。また、食べきれずに少し残しちゃうけど・・・。
もう、私のコレクションの国旗が増えることはない。
だけど、うれしさで涙が止まらない。
わが子へありがとう。
奥さんへありがとう。
お医者さんへありがとう。
> 記念にご飯に刺さっていた国旗を持ち帰った。
いやぁ・・・ええ話やぁ・・・。(;o;)ウルルン
ってか、『お子様ランチ』の旗・・・って、こんなに種類があるんですね。
では、また。(^0^)/~~ バイバイ